オンラインで修士号を取ろう!The Road to Get MPH

IT企業で仕事をしながら、公衆衛生の修士号を取得するまでのブログです。2015年8月にUniversity of Liverpool Master of Public Health program Management of Health Systems course に合格。

HOW I WORK : オンライン大学院生の仕事術

私が好きな記事に、ライフハッカーのHOW I WORKという連載があります。
HOW I WORK | ライフハッカー[日本版]

 

2016年4月にも同様に、ライフハッカーのHOW I WORKを真似して書きましたが、
最近、生活環境のアップデートが多いので、2017年12月版を書きます。


居住地:東京都江東区
現在の職業:IT企業でプロダクトマネジメントを担当、公衆衛生大学院修士課程の学生、一般社団法人代表理事
仕事の仕方を一言で言うと:逆算
現在の携帯端末:iPhone SE, iPad Pro 10.5
現在のコンピューター:2015 Early MacBook Air 13 inch

 

── まず、略歴と現在の仕事に至るまでの経緯を教えていただけますか?

 高校生のころに、病院の経営者になりたいと思いました。きっかけは、フィリピンのスラム街を訪れたことです。経済を動かさないと世界は変わらない、ただし人の命に近いところで働きたい、という想いがありました。

大学で経済学の学士号を取得した後、築地にある総合病院に病院総合職として就職しました。Joint Commission International (JCI)の事務局の仕事をしながら、QIセンターという品質を司る部門の立ち上げをしていました。

病院でのデータ分析の仕事を通じて、データに関わる仕事を若いうちに経験したいと思い、インターネットポータル会社に転職。広告分野のデータ事業をおこなっています。

フィリピンでの原体験が忘れられず、オンライン大学院で働きながら公衆衛生学(Master of Public Health)を勉強中。

加えて、医療×インターネットの分野に可能性を見出して、一般社団法人を2017年6月に設立。

 

──「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールはありますか?

iA Writerです(https://ia.net/writer/)。

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いままで、Evernoteを使っていましたが、同僚に教えてもらって以来、このメモアプリの虜です。

大学院の課題は、読んだだけでは理解できないものが多いので、メモを取りながらPDFや電子書籍で配られる課題を読みます。見た目がきれいで、操作も直感的でとても使いやすいです。

MacBook Air にも、iPad Proにもインストールしているので、いつもこのメモアプリと一緒です。

 

── 勉強する場はどんな感じですか?

私の大学院の課題を行う場所は3つあります。

  • 家の「ダメになるソファー」の上
  • 出勤前のスターバックス
  • 0歳の娘が寝た後、近所のコメダ珈琲

 

── お気に入りの時間節約術やライフハックは何ですか?

コーヒーを淹れることです。
中学生のころから茶道を10年間していたからか、コーヒーを飲むより、淹れることで集中力を高められます。

 

── 愛用中のToDoリストマネージャーは何ですか?

Google Calendarです。

娘が生まれてから、スケジュール管理が以前にも増して難しくなりました(生まれてすぐに一般社団法人も立ち上げてしまって・・・妻には感謝しかないです)。

すべてをGoogle Calendarにいれて管理しています。

 

── 携帯電話とPC以外で「これは必須」のガジェットはありますか?

いつもすべてを持ち歩いているわけではないですが、以下の道具を組み合わせて、持ち歩いています。

Boseのヘッドホン、LamyのSafariシリーズの万年筆、無印の手帳がお気に入りです。

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── 日常のことで「これはほかの人よりうまい」ということは何ですか?

短時間で料理を作ることです。
20〜30分で、3品ほどバランスよく作れます。ちなみに、買い出しは下手です。妻が冷蔵庫に買ってきてくれたものから、適当に作ることに長けていると思います。

加えて、古くからの友人には「眠りの達人」と言われています。どんな状況でも、2〜3分で眠りにつくことができます。

 

──勉強中、何を聴いていますか?

Spotifyで、集中できるプレイリストを聴いています。 

 

 

──現在、何を読んでいますか?

マイクロソフトの現CEOが書いた、「Hit Refresh」を読んでいます。

リーダーシップとは何か?どう文化を会社の文化を築き変革するか?について、とても勉強になります。

 

── どのように充電していますか?

土日のどちらかは妻と娘と出かけるようにしています。月に数回友達と飲みに行くのも楽しみです。

ただ、最近、忙しすぎました。年明けはペースを落とそうと思います。

 

──睡眠習慣はどのような感じですか?

26時に寝て、8時に起きます。
本当は朝方にしたいのですが、なんだかんだ夜に作業してしまいます。

年明けから、朝型にしたいです・・・。

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──今日あなたがされたのと同じ質問をするとしたら誰にしたいですか?

落合陽一さんです。

同世代で活躍している方で、とても尊敬しています。彼のように行動し結果を出すのは大変ですが、私も未来をつくるひとりになりたいと思っています。

 

── いままでもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

「為せば成る 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」 上杉鷹山
小学校の先生に習いました。ずっと心に残っている言葉です。結局、自分でやりとげるしかないのだと思っています。

 

── そのほかに読者に伝えたいことがありますか?

アクセス解析を見ますと、月に何十人もの方がこのブログを読んでくださっていることを知りました。ありがとうございます。

問い合わせをいただくことも、たまにあります。

お問い合わせ

丁寧に答えているつもりなので、みなさん、どんどんお問い合わせください。
オンラインの大学院で勉強するに当たって不安なことがありましたら、Twitterでコメントください。

 

2017年12月版のHow I Workでした。
ちゃお。

修論計画通過!倫理審査へ

ついに

長かった修論計画が、2017年11月末に、わたしの修論担当アシスタントおよびレビューアたちからOKができました。

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倫理審査へ

計画が通過したら、すぐに倫理審査が待っています。

私の場合は、2次データと言われて、公開され分析してもよいデータセットを利用するので、多くの手続きを必要としません。

しかし、自らデータを取得して(アンケート、観察、インタビューなど)論文を書く場合は、

  • 研究対象が、社会的に弱い立場にないか(子ども、妊娠など)
  • ドラッグやタバコなどのトピックではないか(それでもいいけど、説明がいるらしい)
  • 同意書は準備されているか?

などなどの、詳しい書類の提出が求められます。

 

ひとまず

ささっと倫理審査のドキュメントを今朝、提出しました。

 

 ひとまず、年内に研究を始められそうな目処が立ちました。

 

また進展があったら、ブログを更新します。

ちゃお!

オンライン大学院に通って、できるようになったこと/思ったよりできないこと

オンライン大学院の授業が始まって、丸2年が経とうとしています。

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始めて1年のときに、メリットデメリットという形でオンライン大学院について振り返ってみました。

オンライン大学院:1年経過してわかったメリット・デメリット - オンラインで修士号を取ろう!The Road to Get MPH

 

大学院を始めて2年経った今回は、オンライン大学院に通って、できるようになること/思ったよりできないことを書いていきます。

書いていたら、長い文章になってしまいました。

 

できるようになったこと

  • ライティング
  • リーディング
  • 解くべき課題の抽出
  • 統計に関する記述の読解
  • 未来志向

思ったよりできないこと

  • 統計を使って研究をデザインすること
  • 早く書くこと
  • 公衆衛生を語ること
  • 運動

 

できるようになったこと

ライティング

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2週間に最低2本の500 wordsの文章を、2年間書きました。書いて書いて、書いて書いて、たくさん書きました。

英語で文章を書くことを継続して実感したことは、以下です。

  • 課題の切り分けがうまくなった
  • 主なメッセージの抽出できるようになった
  • introduction, body, conclusionでの文章をすんなり書けるようになった

これは、仕事にも活きています。会議やメールで、目的を明確にできるようになり、簡潔に前提や背景を共有できるようになりました。

 

リーディング

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2週間に最低2本の500 wordsの文章を書くためには、2週間で10本以上の論文には目を通します。PDFをiPadに取り込んで、旅行中も読んでました。

「そんなにたくさん読んでる暇ないよー!」と思う方もいるかもしれませんが、基本的には、abstract と results の部分を読めば良いです。

この経験で、大切な部分をササっと読む力がつきました。

これも仕事で活きていて、会社のドキュメントに目を通す力が付き、探し物もgoogleを使ってラクに調べられるようになりました。また、まとめやabstract を意識してメールを書くようになり、相手の返信がスムーズになった気がします。

 

解くべき課題の抽出

ここが一番「できるようになった」ことです。

大学院ではいつも research questionについて考えます。論文を読んでても、これは何の課題に対する答えを出そうとしているのかについて考えます。レポートやエッセイを書くときも、何かしらのquestion から文章を始めることが求められています。

考える癖がついたことで、仕事においてもメリハリをつけて仕事ができるようになりました。仕事の目的を明確にしてから作業を開始するようになりました。

 

統計に関する記述の読解

統計についても、平均・中央値に始まり、カイ2条分析、ロジスティック回帰分析などを理解できるようになりました。

サンプリングについても、真面目に調査されたものと、あるもので賄ったなーというものの区別がつきます。

また、有意差を求める必要がある場面とそうでない場面も見分けもつけられます。おかけで、仕事で「これは有意なの?」と訊かれても、「この文脈で検定する意味はあまりないと思います」と言えるようになりました。

 

未来志向

大学院を通じて、未来についてたくさん考えるようになりました。

世の中にはまだ解かれていない課題がたくさんあります。

アカデミックにおける1つの到達点であるPh.D(博士号)は、世界の境界線を少しだけ広げているものと言われています。

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(参照:http://life-science-project.com/908/ )

私が学んでいるのは、修士号のための学問ですが、多くの論文を読み、多くのレポートを書くことで、世界の境界線を見ることができるようになります。

研究以外で自分も世界の境界線をちょっとでも押し広げようと思うようになりました。

 

思ったよりできないこと

統計を使って研究をデザインすること

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統計に関する記述を読めるようにはなります。

大抵の論文に書かれていること(公衆衛生関連)は、なにを伝えたいか理解できます。ただ、理解できることとできるようになることは別です。

統計は思ったり難しく、サンプリング手法、解析手法、分析の種類など挙げればきりがなく、適切な統計手法を独りで選べるほどの知識は、このオンラインのプログラムでは身につきませんでした。

 

早く書くこと

書くことは得意になります。文章構造も意識するようになり、言い回しもうまくなります(このブログは・・・、いつも殴り書きですいません)。

ただ、考えられるようになるので、スピードはあまり上がってない気がします。上手に書けることと、早く書けることは別だと認識しました。

 

公衆衛生を語ること

公衆衛生の修士号というのは、スタートに過ぎません。それぞれ専門分野に分かれていて、それぞれのPh.Dがあります。

つまり、そう簡単に「公衆衛生とは、〜である」と理解し、人に伝えることはできません。

このまま大学院を卒業して、名刺の後ろに、MPHと書けるようになっても、ちょっと気がひけるような気がしています。(MBAを持っている人でも、経営を語れない人もいる、のと一緒かもしれません。)

 

運動

f:id:massy535:20170924004323j:plainできることなら、運動がしたい。

ただ、仕事行って、大学院の勉強して、家では家事をして、なにより妻と娘との時間は何より大切です。そうするとどうしても運動がおざなりになってしまう。

わかってはいるけど、僕には運動の時間がどうしても取れませんでした。大学院を終えたら、定期的にジムに通いたいなー。

 

まとめ

できるようになったこと

  • ライティング
  • リーディング
  • 解くべき課題の抽出
  • 統計に関する記述の読解
  • 未来志向

思ったよりできないこと

  • 統計を使って研究をデザインすること
  • 早く書くこと
  • 公衆衛生を語ること
  • 運動

オンライン大学院は良いものです。ただ、それなりの代償はつきものです。

2年を振り返って、良いことの方が多かったと思っています。

いつも殴り書きですいません(2回目)。

ちゃお!