オンラインで修士号を取得した人のブログ How I got MPH

仕事をしながら修士号を取得したことをまとめたブログです。2015年8月にUniversity of Liverpool Master of Public Health course に合格。2018年12月に卒業。

妻とバトンタッチ(仕事復帰)して、私が育休と取ろうと思った3つの理由

どのブログに書こうか悩みましたが、更新頻度が高いブログを選びました。

 

育休に入る直前、以下のことを十数人の方からご質問いただきました。

  • 「なんで育休をとるんですか?」
  • 「奥さん、なんで早く復帰されるんですか?」

訊いた方が10人以上いるので、疑問に思っている人はもっといるのでは、、、。

面と向かって説明するには恥ずかしさもあったり、時間が足りないと思ったりして、同僚や知人にきちんと説明していませんでした。ただ、「説明をしないことへの後ろめたさ」があるとともに、自分で一般社団法人を運営している手前、「副業に専念するのではないか?という誤解を避けたい」ので、ブログを書こうと思いました。

 

2018年1月〜3月まで育休を取得しています。娘が保育園に入るまでの3ヶ月です。逆に、妻は1月から仕事に復帰しています。娘は5月生まれで、現在7ヶ月です。

Def. バトンタッチ:夫婦が交代で育休を取ること

妻とバトンタッチする理由は、以下の3つです。

  1. 生死の、生の部分に対する興味が強いこと
  2. 女性の社会復帰に対する新たな選択肢に挑戦したかったこと
  3. 将来の自分への保険

 

生死の、生の部分に対する興味が強いこと

十代の中盤から二十代の中盤まで、祖父母、父と身近な人の死をたくさん経験しました。死について10年くらい色々考えた結論は、「死についての悲しみや寂しさは消えない」ということでした。

二十代の最後の歳、嬉しいことに子どもが生まれました。かわいい娘です。

人間の生死の死の部分は自分なりに向き合ったおかげで、自分としては結論が出たつもりです。

生の部分はどうか?本当に喜びだけか?育てる苦しみは?なぜ生きるのか?生について育休を取って向き合ってみたい、というのが1つ目の理由です。

 

女性の社会復帰に対する新たな選択肢に挑戦したかったこと

男性で育休を取るにあたって、勤めている会社には多大なるご理解、ご協力をいただきました。ありがとうございます。本当にありがとうございます。

会社から人が一時的に抜けるというのは、体制になんらかの影響を及ぼします。ただ出産/育児について、女性だけが会社を抜けるのが当たり前なのか?という疑問を私は持っています。

前職も、今の職場も、出産/育児/復帰をしてバリバリ働かれている女性をたくさん知っています。彼女たちが会社から離れていた期間は、勤めている会社にとってマイナスな影響もあったと思います。

私の家庭は妻と共働きなので、妻は会社を休んでいました(当たり前)。1つの選択肢として、夫が会社を一時的に離脱することで、妻が早めに社会復帰できないか?と考えました。

自分が世の中に一石を投じられるとは思ってないですが、せめて会社の同僚や周りの身近な人には何か問題提起できるのでは?と思ってます。

(日本は無痛分娩が主流じゃないから母体へのダメージも大きいし(たぶん)、休めるならしっかり休んだ方がいいというのは大前提。)

 

将来の自分への保険

最後の理由は、将来の自分への保険です。

どういう意味かと言いますと、自分が40-50歳になったときに「え!?育休取ったことないんですか!?」と言われたくないからです。

10年後の2028年には、男女の雇用が今よりフラットになって、よりダイバーシティのある社会になっていると、信じています。

「ダイバーシティを大切に!」「外人って言わずに、外国人って言おう!」「保育園、、、落ちるかもしれないけど、死ねとか言わない」など言うのは簡単ですが、行動して初めて世の中が変わると思ってます。

もう29歳、考えていることについて、自分のポジションをしっかりとって、実行力をあげていきたいです。

 

育休を取って数日でわかったこと

一覧が必要

バトンタッチするときは、To Doリストや引継書が必要です。

そこそこ妻を手伝ってたつもりですが、やっぱりわからないことだらけ。簡単でいいので、やること一覧、持ち物一覧があると便利です。

 

違った大変さがある

仕事しながら、家帰って、お風呂入れて、土日も家族でお出かけする。仕事+家庭は大変です。

ただ、家にひとりで子どもと一緒にいるのは違った大変さがあるっぽいです(まだわかってない)。

もう大きくなってるお子さんをお持ちの家族を見ると、純粋に「すげぇなぁー」と思います。

 

離乳食と洋服のプリセットが助かる・・・

妻が、離乳食をタッパーに小分けにして冷凍庫に入れておいてくれます。私は電子レンジで温めて、お皿に移し替えるだけで娘に食事させることができます。

そして、洋服。娘の服について、私はわからない・・・。女の子の服、何を着せていいかわかりませんw “かわいい”という概念を理解していないのだと痛感しました。

 

まあそうは言っても

楽しいですね。子どもはよく食べ、よく笑い、よく泣きます。0歳の一時期をずっと一緒にいられるのは、とても気持ちいいです(本当に、会社に感謝(二度目))。

 

最後に

「育休を取ってるから偉いでしょ?」みたいな思いはないです。本当にないです。

ただ、画一的な選択肢が多すぎる気もしています。選択肢のひとつとして、夫婦が交代で育休を取る「バトンタッチ」もありなのではないかと思っています。

娘の本日3度目の昼寝の合間に、大急ぎで書いたので、気の利いた写真も入れてないですし、主張が一貫しているかも不明ですが、これがいま考えていることです。

3度目ですが、会社には本当に感謝です。年始に上長からさりげない気配りもあって、感動してます。

では、娘が目覚めたので、この辺で。

  

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