2015年10月8日にスタートした、University of Liverpool online Master of Public Health 〜Management of Health Systems〜。
Module1、無事終了。
無事に、12月30日にレポートを2つ提出して、Module 1 の"Practicing and Promoting Public Health in a Global Context"が終了しました。
Public Health(公衆衛生)を学ぶ上での基礎を徹底的に学習するモジュールでした。モジュールは6つのユニットに分かれていました。正月休みなので、それを利用して各ユニットどのようなことを勉強したか、簡単にまとめてみようと思います。
今回は前半3Unitに関して書いていきます。
Unit 1:You, the University of Liverpool, and public health
Unit 1は、さすが海外の大学院だなーと思わせる方法で授業が始まりました。
「あなた」の考える公衆衛生とは何か?のエッセイを書かせるのが課題でした。その後、大学の歴史と公衆衛生の大枠を学ぶモジュールでした。
ここで「あなた」が考えた公衆衛生に関するエッセイに対して、なんとUnit 6のエッセイでどういうギャップと学びがあったかを書かされるという非常に優れた教育プロセスを体験することができました。(後編で書けたら書きます。)
このモジュールでWHOが定めるHealthの概念を学びました。おそらく公衆衛生を語る上で一番大事な概念だと思います。それは、
health is 'a state of complete physical, mental and social well-being, not merely the absence of disease or infirmity’ (World Health Organization 1946).'
健康とは、完全な 肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。(| 世界保健機関(WHO)憲章 | 公益社団法人 日本WHO協会)
他に印象に残ったのは、病気と一言にいっても、下記の4つに分けられるんだなーということでした。(*1)
Unit 2:Context and models of health
Unit 2 については、福祉とそのタイプ分けについてでした。こちらも将来役に立ちそうなので、上記のように日本語にしてみました。
(訳が雑ですいません。*2)
日本は新自由主義ながらも、アメリカの保守主義の部分の影響も受けていて、ネット上ではセーフティーネットの声も上がっているので、ポジションを考えて発言するのは重要だと認識したUnitでした。
Unit 3:Measuring health and health trends
Unit 3では、死亡率や疾病率、DALYsと呼ばれる障害調整生命年などの指標を勉強しました。またデータの目的も学びました。
目的は
1. 優先順位を決めるため。
2. 計画を後押しするため。
3. 情報源を証明するため。
4. 専門家の成長を後押しするため。
また、このUnitが私にとって一番有用な情報を提供してくれました。それは、GapminderやGBD Compareです。これらを知れたのは、とても大きかったです。詳しくは、以下のポストにまとめていますので、ご参照ください!
最後に
やれやれ、1Unit が2週間あって、×3。簡単にまとめようと思ってもそれなりの分量になってしまうものですね。
後編も書けるのか不安になりますが、前職の院長が「省察が一番身になる」とおっしゃっていたので、サボらず振り返りたいと思います。
ちゃお
参照
- Naidoo, Jennie. Foundations for Health Promotion, 3rd Edition. Elsevier Health Sciences, 2013-01-30. VitalBook file. p.6
- Naidoo, Jennie. Foundations for Health Promotion, 3rd Edition. Elsevier Health Sciences, 2013-01-30. VitalBook file. p.101