オンライン大学院であっても、クラスメイトはいて、ネット上にクラスルームもあります。そして海外の大学院ですから、ご多分に漏れず授業への参加度合いが成績に加味されます。
では、どのように授業へ参加するのでしょうか。
Module 1での方法は、2つでした。ディスカッションボードとWikiの作成です。
ディスカッションボード
ディスカッションボードでは、全員が同じ課題を読み、読んだ内容に対してそれぞれが課題設定をして、課題のまとめと自分の意見を書いていきます。
字数は、350wordsから500wordsくらいです。サラッと読めて、各自がコメントしやすい長さに設定されています。
ディスカッションボードで気をつけたのは、以下の3つの点です。
- スレッド挙げた人(トピ主)が、言及していなかったことについて質問をする。
- 答えやすい質問をする。
- 主なメッセージ、抽象的な説明、具体例のうち、いずれかが欠けていれば、それについて質問をする。
インターネットを使ったコミュニケーションでは、文字で書けてしまう分、複雑なことを書こうとしたり、自分の調査を詳しく書きたくなったりしてしまいます。しかし、授業で求められているのは、ディスカッションすることであり、意見交換することでトピ主の思考を深めることです。
上記のコツを掴んでからは、教授から「ポイントを付いた質問だね!」と良いフィードバックをもらえるまでになりました。
Wikiの作成
グループワークでディスカッションとは別に行われたのが、大量の文献を手分けしてよみ、まとめを作成することでした。
Wikiと言われる、ある課題に対してWikipediaを作るワークでした。このワークで私はCoordinatorという役割になり、チームを率いることになりました。
そのとき気をつけたことも、3つあります。
- 課題の振り分けやスケジュールに関して、とにかくドラフト(草案)を書いてポストする
- 振り分けたタスクに関しては、メンバーを信じる
- メンバーが仕上げたタスクのレビューに徹する
インターネット上のやりとりでは、どうしても齟齬が発生してしまったり、相手の作業スピードや言葉の真意がつかめなかったりします。
持っている時間で最大限のパフォーマンスを出すことに注力して、ある程度自分の中の「相手への期待値」を下げながら、自分がフルコミットすることでチームをうまく回していました。
これは、今働いているIT業界のプロジェクトも同じだと思っています。なにか作ったり、手書きで描いたり、ドキュメント書いたりすることから始める。はじめから100点を狙わず、まずは50点を目指す。そうすると仲間が70点、90点へと引き上げてくれます。
最後に
ある程度英語でコミュニケーションができれば、TOEICやTOEFLが何点とか関係なくなります。仕事といっしょで手を動かして、提案できて、行動できる人が評価されます。
そんなことを実感できる、2つのグループワークでした。
ちゃお