オンラインで修士号を取ろう!The Road to Get MPH

IT企業で仕事をしながら、公衆衛生の修士号を取得するまでのブログです。2015年8月にUniversity of Liverpool Master of Public Health program Management of Health Systems course に合格。

そもそもキャリアのために学ぶのか?

1つ前の投稿に、思ってた以上の反応をいただきました(と言ってもそんなに多くないけど)。

Twitterでの反響をみていて、トップスクールを目指すこと以外にもう一つの疑問が出てきました。

「そもそもキャリアのために学ぶのか?」

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わたしの場合は、仕組みや方法を知りたいから

わたしは、もともと勉強が好きです。公衆衛生についても、将来に役立てたいというものがあるものの、根本として学問そのものに興味がありました。

原体験として、高校生のときにフィリピンに短期交換留学をしてスラム街を目の当たりにして、これを解決する分野はなんだろう?と突き詰めた結果が公衆衛生でした(参照:公衆衛生の修士号(MPH)を取ろうと思った理由)。

 

ちなみに、リヴァプール大学の online MPH Management of Health Systemsではこんな勉強しました。

特に好きなのは、

  • Module 4でおこなった“Leading and Managing Health Systems”
  • Module 7の“Managing Crisis and Disasters”

でした。

ここから少し察していただきたいのですが、わたしは疫学や統計にそこまで興味がないんです。コースもわざわざ“Management of Health Systems”を選んでます。

日本の公衆衛生は、多くの場合、医学部の下に設置されているのですが、海外では必ずしも疫学に直結する公衆衛生ばかりを学ぶわけではないようです。

キャリアパスが行政官や研究者に限定されていることと関連しているが、日本の医学部で学ぶ公衆衛生学は環境衛生、保健行政、記述統計・疫学に偏っている。

(中略)

例えば、「どうやって人を巻き込んで地域の医療を改善していくか」、「行政と協力してどのように人々の健康を保持するか」といった命題は、医師の“患者を治す”という主題と親和性が高く、そのための方法論やそれに必要なスキルを教えることは理に適っている。例えばチームマネジメントやコミュニケーションスキルは、多職種で協力して課題に取り組む際に必須の能力だが、医学部で学ぶことは少ない。これらは、公衆衛生学がカバーできる領域として挙げられる。

(参照:なぜ日本で公衆衛生学が流行らないのか | 反田篤志のブログ « あめいろぐ

将来、医療のマネジメントに各事業レベルでかかわりたい私には、リヴァプール大学の“Management of Health Systems”がとても“合っている”プログラムでした。

 

Twitterでの反響をみて抱いた疑問

上記のような想いで大学院に進学しています。そのためか、Twitterの反響から2つの疑問が湧きました。

  • キャリアのために勉強できるのか?
  • 博士号とはキャリアのためにあるのか?

 

ここからは完全に、わたしの個人的な意見です。

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個人的な考えとして、博士号は
その分野が好きで好きで仕方のない人が取る学位かな、
と私は思っています。

大学時代のゼミの先生も、同級生も、ミクロ経済学/ゲーム理論が好きでスタンフォードまで行ってい(るようにみえ)ます。

2018年でもっとも売れっ子の研究者 落合陽一も、コンピューターサイエンスによって世の中をどう変えられるかに焦点を当てて専門性を持って活動されていると思われます。

そして、博士号を取得した=その分野を突き詰めることで初めて、他の組織や他の業界に専門性をもって貢献できると思います。逆に言うと、その専門性がなければ、組織に"所属”して、コミットして貢献するしかないと思います。

 

本末転倒なんじゃないか?

率直に感じたのは、「国際機関のために、Ph.Dを取る」というのは、本末転倒なんじゃないかということです。

「どうしても国際機関で働きたいから博士号を取る」というのは、最終的に専門性が尻すぼみになるのでは?と感じています。

 

そういうあなたはどうなんだ!

かくいう私は、自分の専門をプロジェクトマネジメントとしています。
もともとは、新卒時代に上長から教わりながら身につけたスキルですが、その後は学校に通ったり本を読んだりしながら、スキルの精度の高めています。

順序として

  1. 病院業界に就職
  2. プロジェクトマネジメントスキルを身につける
  3. プロジェクトマネジメントスキルを磨く
  4. 転職して、IT企業でプロジェクトマネジメントをする
  5. MPHでも、マネジメントに特化したプログラムを受ける

と、専門性を起点にキャリアを展開しています。

所属する組織がゴールになってしまうと、その後の専門性が磨きにくくなってしまうとわたしは考えます。

 

まとめ

今回は、かなり個人的意見が強く、合う合わないがある内容かと思います。ただ、ざっくりまとめると

  • 博士号は、その分野が好きで好きで仕方のない人が取得するもの(偏見あり)
  • キャリアは、専門性を基軸にすべきで、組織ありきで考えない
  • 私の場合は、プロジェクトマネジメントを専門としている
  • 私は、公衆衛生をただただ学びたい、知りたいんです

 

Twitterなどでまたコメントいただけると、とてもうれしいです。多くの意見交換ができると良いなーと思っています。
ちゃお。