オンラインで修士号を取ろう!The Road to Get MPH

IT企業で仕事をしながら、公衆衛生の修士号を取得するまでのブログです。2015年8月にUniversity of Liverpool Master of Public Health program Management of Health Systems course に合格。

トップスクールを目指すかどうか:私の結論

Twitterのやりとりで、気になるものを発見しました。

夜間飛行氏と津川友介氏のやりとりです。

津川氏の結論は、個人的に意外でした。経済学が強い!?アメリカには医学博士がないから、国際機関に合わせて博士号を取ることが大切だと。なるほど!

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このふたりのやりとり、とてもハイレベルな世界のやりとりだなーと興味深く見てました。

夜間飛行氏は、東京大学で看護学を学ばれて、今は東京大学の公衆衛生大学院に通われているそうです(2018年3月時点)。

津川友介氏は、以下のとおりです。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校助教授(医療政策学、医療経済学)。日本で内科医として勤務した後に、世界銀行勤務を経て現職。ハーバード大学博士課程修了(PhD)。

(参照:https://healthpolicyhealthecon.com/about/

前職時代に、一度、出張でご一緒したことがあるのですが、とてもとても良い方でした。昨年は、論文に、著書に、大活躍でらっしゃいましたね。

論文:Comparison of Hospital Mortality and Readmission Rates for Medicare Patients Treated by Male vs Female Physicians

著書:「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法

 

私も悩みました

私も、リヴァプール大学の公衆衛生大学院に進学するにあたって、結構悩みました。

  • ハーバードとかチャペルヒルとか目指さなくていいんだっけ?
  • トップスクールの方が今後の人生において、選択肢が広がるのでは?
  • リヴァプール、大学ランキングだと、200位以内って感じだし・・・。

 

こんな本もありますね・・・「それでもあきらめない ハーバードが私に教えてくれたこと」

著者の林さんも、その後ハーバードでPh.Dを取得されて、マッキャングローバルヘルス部門のアシスタントディレクターをしながら、研究活動にも従事されていますね。(参照:パブリックヘルス専門家 林英恵さん(前編)|KUMON now!OBOGインタビュー

 http://amzn.to/2IrEBLA

 

 

過去を振り返ってみた

私は、大学受験で、東京大学を目指してました。

残念ながら合格できず、慶應義塾大学経済学部に入りました。ちなみに、慶應は良い大学です、おすすめですw 慶應義塾では、ミクロ経済のゲーム理論のゼミに所属してました(3〜4年生のとき)。このとき気づいたのは、研究に向いている人と向いていない人がいるということ。

僕は向いていない側でした。研究に向いていた同級生は、ひとりはスタンフォードへ、もうひとりはUC Davisへ、博士課程に進学しました。

大学のゼミを受講してた時点で、なんとなく薄々自分は研究気質でないことを知ってました。あと、慶應を選んだ時点で、受験でトップを目指すということに若干嫌気がさした感もあります。

大学卒業後は、総合病院の総合職として、病院の品質管理に関わる仕事をしました。その後、IT企業に転職。いまは、データ事業の部署でプロジェクトマネジメントの仕事をしています。

 

公衆衛生大学院に進学

将来のことを考えて、公衆衛生大学院に進学したのですが、わたしの根底として、公衆衛生を“事業”としてやりたいという想いがあります。また、研究も向いてないのは知っていたんですが、将来公衆衛生領域で働くにあたって、「論文は書きたいなー」と想いもありました。

ただ、トップスクールでバリバリの研究者に混じってキャリアを進めるのも、何か違うなーと思ってました。

 

どのフィールドで働くか

大学院に入って改めて見つめ直したこととして、「将来自分はどのフィールドで働きたいか」です。

トップスクールに行って、Ph.Dを取れば

  • 津川氏の言うような国際機関でのキャリア
  • 大学で、准教授、助教授として、研究をするキャリア
  • 企業の研究機関で働くキャリア

などの選択肢があります。世界の最先端で結果を出すことで、世の中にインパクトを与えらます。

 

ただ、世の中はピラミッドの上だけが優秀でも機能しないと思っていて、

  • 国レベル
  • 都道府県レベル
  • 地域・事業レベル

で、それぞれ世界の先端のことを「落とし込んでいく」作業が必要です。

 

このとき、私の興味は、「日本中の医療機関における、マネジメントノウハウの底上げ」にありました。つまり、各事業レベルが対象です。

そうすると結果として、「必ずしもトップスクールでなくてもいいかもな」と結論が自分の中で出ました。

 

加えて、わたしの好きな話に、「100人に1人×3分野」で100万人に1人の人材になれる、という話があります。

みなさんもぜひ、今の分野でそのまま走って1万人に1人、100万人に1人を目指すより、3つの分野のキャリアを掛け算して100分の1×100分の1×100分の1の掛け算で100万分の1の希少性あるキャリアを創ってみてください。だいたい1つの足場作りに1万時間(5〜10年)かければ、誰でもできることですから。
(参照:http://logmi.jp/167639?pg=3

公衆衛生の研究で、トップスクールに通い、Ph.Dをとり、100万人に1人の人材になるのは自分としては厳しいなーと思ってました。

わたしの生存戦略として、「病院での経営サイドの経験 × IT企業でのデータ事業 × 公衆衛生の知識」の掛け算をすることが最適なのかなーというのが結論でした。

 

トップにいける人はトップを!

もちろん、成績が優秀で意欲もあって、コミットメントもある人はトップに是非行っていただけると。。。そのときはいろいろ教えてください。

 

ただ、本ブログは

現場で、現地の人のために、ベストを尽くしている人向けだなと改めて思いました(トップスクールの研究が、現場向きではないというのではなく、物理的に現場に身を置くと言う意味)。

わたしも上昇志向はありますし、できるだけ大きな舞台で働きたいと思います。でも、活躍したいフィールドと解決したい課題が、研究分野ではないようです。

トップスクール=>研究の道ではなく、体系的な知識とバックグラウンド=>ビジネス/実務による課題解決 をしていきたいです。

 

最後に

となりの芝は青く見えます。そんなときこそ、「なんで勉強するんだっけ?」「なにを目指してるんだっけ?」「なんのミッションを自分は持っているんだっけ?」という、大学院入学時に書いたエッセイが重要なんだなーと実感しました。

ちゃお。

 

※ でも「We are Harvard!!!」とか言ってみたい・・・w